島の未来へ響く歌声と調べ 市民総合文化祭「音楽祭」 多彩な出演者が熱演
第21回宮古島市民総合文化祭高校・一般の部の「音楽祭」(市、市教育委員会、市文化協会主催)が25日、マティダ市民劇場で行われた。「島の未来へ繋(つな)ぐ心のハーモニー」をテーマに、高校生から長年にわたり島で活動を続ける団体まで多彩な出演者が一堂に集い、力強い音色と歌声をホールいっぱいに響かせた。会場には多くの市民らが詰めかけ、管楽器合奏や合唱、独唱、ギター合奏、フルート独奏などバラエティーに富んだステージを堪能した。

オープニングは宮古高校軽音楽部がステージパフォーマンスと超絶技巧の演奏技術で会場の熱気を一気に高めた。
主催者を代表してあいさつした文化協会の平良絹代会長は、台風の爪痕を吹き飛ばすようなオープニング演奏をたたえつつ、「自然の脅威には抗えなくとも、どんな困難にも立ち向かってきた宮古の人々の傍らには常に歌や踊りがあった」と述べた。
そして宮古の音楽史にも言及。約100年前の1928年、平良の映画館「新世界」で作曲家・宮良長包率いる県師範学校管弦楽団が演奏会を開き、島出身の楽団員であった友利明長氏や豊見山恵栄氏らがのちの宮古の音楽界を牽引した歴史を紹介した。
戦後の焦土の中で作詞・中本銀太郎氏、作曲・豊見山恵栄氏によって誕生した公募曲「新宮古建設の歌」が復興に励む島民を鼓舞したエピソードを挙げ、「先人たちが築いた土台の上に今日の多様な音楽シーンがある。音楽という共通言語を通して若い世代が広く羽ばたいてほしい」と期待を込めた。
舞台では金管合奏団「響」が管楽器演奏「バレジ」を演奏し金管楽器の豊かな響きを会場いっぱいに届けた。宮古島混声合唱団は「宇宙戦艦ヤマト」、女声コーラス「ホップ」は「ふるさとは今もかわらず」、合唱団ブレスは「カイト」、ひらら女声コーラス「きらきら」は「島唄」、ブーゲンビリアコーラスは合唱組曲「海のまほろば」より海・宮古の心を熱唱した。
独唱やフルート独奏、マリンバ独奏、サックス独奏、二瑚独奏、トロンボーン四重奏なども披露され、最後は「宮古島市歌」を全体合唱した。



