首里城復興への魅力再発見 JTAドームでキャラバンイベント ありんくりんさん、上里さん楽しくクイズ、トーク
首里城の再建に向けた支援への感謝と復興の歩みを伝える「首里城復興キャラバン」のトークイベントが12日、JTAドーム宮古島で開催中の第49回宮古の産業まつり会場で行われた。お笑いコンビ「ありんくりん」が司会を務め、ゲストに琉球歴史研究家の上里隆史さんを迎えたイベントには多くの親子らが詰めかけ、クイズや歴史の解説を通じて首里城の奥深い魅力と歩みに触れるとともに、11月に迫った正殿の一般公開に向けて復興への思いを新たにした。
登壇したありんくりんは軽妙な掛け合いで会場を盛り上げた。2019年の火災以降、全国から寄せられた寄付金やボランティアによる作業支援に「皆さんの支えが新しい正殿につながっている」と感謝を述べた。続いて実施された「首里城クイズ」では玉座の彫刻や龍の爪の数、世界遺産に登録されている「首里城跡(地下遺構)」に関する問題などが出題され、正解した子どもたちに宮大工が手作りした木製キーホルダーなどが贈られた。
後半のトークセッションでは、上里さんが火災からの復興の歩みと歴史的背景を分かりやすく解説。2022年から始まった本格的な木工事では宮大工の技術を継承するため県内の若い世代が数多く参加していることを紹介した。
平成の復元時からの変更点としては、フランスで見つかった明治時代の古い写真や当時の記録を基に正面の唐破風(からはふ)のデザインや塗料の成分、玉座の部屋の額の配色などをより忠実に再現している見どころを語った。
また、首里城が時代とともに、尋常小学校や沖縄神社、琉球大学のキャンパスとして活用されてきた変遷にも言及。「戦火や何度も直面した取り壊しの危機を乗り越え、沖縄のシンボルとして愛され続けてきた」と首里城が持つ歴史的意味を強調した。
会場のキャラバンブースでは、宮大工の端材を使ったキーホルダー作りのワークショップも併せて行われた。




