嘉数市長に国営かんがい排水事業の進捗状況を説明する太田所長(左)
=13日、市役所・市長応接室
国営かんがい排水、31億円を計上 仲原地下ダム止水壁が完了 宮古伊良部地区、進捗率7割超
沖縄総合事務局宮古圏域農業水利事業所の太田恭宏所長は13日、市役所に嘉数登市長を訪ね、宮古島市における国営かんがい排水事業「宮古伊良部地区」の概要を説明した。2026度当初予算は29億4400万円、25年度補正予算は1億5600万円の計31億円に上る。仲原地下ダムは全延長2350㍍あり、25年11月24日に止水壁の締切りが完了したことを報告。保良地下ダムは全延長2600㍍のうち約483㍍が完了し、延長ベースで18・6%の進捗率となっている。嘉数市長は、農業所得の向上に向けた事業推進に強い期待を寄せた。
太田所長による国営かんがい排水事業の説明では、全体事業費が523億円で、26年度は仲原地下ダム(取水施設さく井工事、取水施設ポンプ工事)や保良地下ダム、副貯水池、揚水機場などに31億円が計上され、全体の事業費ベースの進捗率は73・5%。止水壁の締切りが完了した仲原地下ダムは計画満水位41・0㍍に対し25年度末時点で39・0㍍などの貯水を確認していると説明した。
用水路については、総延長55㌔のうち約52㌔が完了しており、事業費ベースで94・6%の進捗率。伊良部島の県営魚口地区は21年度、団体営上原北地区は25年度から一部のほ場に対して供用し散水可能となっている。以降も散水面積を拡大していく考えだという。
太田所長は「市長はじめ関係者が一丸となったおかげで予算を確保できたことに感謝したい」と感謝を述べた上で「安定した農業用水の供給に向け、今年度も地下ダムや用水路の整備を推進していきたい」と話した。
嘉数市長は、予算確保した事業推進に期待を示し「特に伊良部島の農家からの水供給への要望が多い。市としても農家の所得を上げるためにしっかりサポートしていきたい」と応じた。


