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実証試験結果を説明する古川さん(左奥) =11日、富名腰コミュニティーセンター

「浄水器で農薬99.9%除去」 地下水研究会とゼンケン、結果公表 浄水器使用し水道水で実証試験

 宮古島地下水研究会と総合家電メーカーのゼンケン(本社・東京)は11日、富名腰コミュニティーセンターで、宮古島の水道水を用いた「ネオニコチノイド系農薬」の除去性能試験結果に関する説明会を開いた。ゼンケン製の高性能浄水器「スーパー・アクアセンチュリー」を用いた共同実証試験の結果、水道水に含まれるネオニコチノイド系農薬(クロチアニジン・ジノテフラン)を99・9%除去したことを確認。同研究会は「行政による高度処理施設導入が進まない中、自衛の手段として有効」と強調した。
 説明会でゼンケン技術部係長の古川豪さんが試験の概要を報告した。それによると試験では、水道水に含まれる2種のネオニコチノイド系農薬(クロチアニジン・ジノテフラン)をピックアップ。袖山配水系統内の一般家庭に浄水器を設置し、①使用初期②カートリッジ寿命の配分③カートリッジ寿命」―の各タイミングで浄水、水道水をそれぞれ採水し対象農薬の分析を兵庫分析センターで行ったとのこと。
 その結果、クロチアニジンとジノテフランの除去率は99・9%以上で該当浄水器は非常に効果的であることが分かったという。親水性が高く、活性炭で除去しにくい2種をうまく除去したことについては「浄水器のろ材(主に活性炭)が多く含まれるタイプ」と説明した。
 考察では「近年の浄水器は省スペースで効率の良い浄水を目的としてのものが多い。ゼンケン浄水器は創業時から大容量のろ材を使用した浄水が強みであり、表示以上の浄水能力がある」と述べた。
 共同実証試験結果のほか浄水器の説明もあり、「安全とおいしさにこだわった高性能据置型浄水器」とPRした。
 同研究会事務局の平良雅則さんは「市長は高機能活性炭処理施設を(就任の)2年以内に設置すると話していたが、請願書を提出すると宮古の水は安心安全なので当分の間はやらないとの方針を示した」と先送りにされている現状に言及。「施設を導入しないのなら自分の健康は自分で守らないといけないとの思いで実証試験を行った」と、実施の背景を語った。

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