下水道料金の値上げを発表する梶原環境衛生局長(左) =1日、市役所

下水道料金、4月から値上げ 市、地下水保全へ財源確保 繰入金圧縮、経営健全化図る

 宮古島市は4月から下水道料金を値上げする。下水道に接続している4490世帯が対象で市街地の家庭「公共一般用」が水量中央の場合、現行891円から1496円、池間、島尻、高野、川満、比嘉など家庭の「農漁一般用」は現行660円から1694円に引き上げられる。1日に発表した梶原健次環境衛生局長は「市民の皆さんには負担をかけるが地下水保全、生活環境保全のため下水道事業の管理に努めていきますので理解をお願いしたい」と述べた。
 下水道は使用料収入が事業の維持管理費に不足していることから一般会計からの繰入金で対応している。今回の引き上げは使用料収入増、繰入金の圧縮に向けたもので昨年の市議会6月定例会で下水道条例が議決されたことで値上げに踏み切った。
 4月の使用分を5月に検針し、6月の徴収対象になる部分から値上げとなる。今回の値上げは第一段階で第二段階は2030年4月1日を予定している。浄化槽設置の世帯は対象外となる。
 市街地の事業所などが対象の「公共営業用」は現行1628円から2739円、「農漁営業用」は現行1540円から3113円にそれぞれ引き上げられる。
 市の下水道使用料は、これまで改定されておらず、全国的にみても料金は低いという。
 改定理由については「下水道施設の老朽化対策や安定した維持管理を行うためには将来を見据えた継続的な財源の確保が必要になる。下水道使用料収入のみではまかないきれない費用は一般会計からの過度な補てんを受けると税収入の不公平にもつながりかねない。財源の確保、税収入の公平性を保つためにも必要な取り組み。引き続き経営の効率化や経費削減に務め、市民の負担を可能な限り抑えるよう取り組んでいきたい」として理解と協力を呼び掛けた。

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