混雑緩和、保安検査を効率化 宮古空港にスマートレーン導入へ 27年度運用開始 カバンから手荷物出さず通過
宮古空港の保安検査場に、手荷物の取り出しが不要となる最新鋭の「スマートレーン」が導入される。観光客の増加で慢性化している混雑を劇的に解消し、空の玄関口の利便性を飛躍的に高めるのが狙い。23日、開会中の市議会3月定例会一般質問で、下地信広氏の質問に対し砂川朗副市長が明らかにした。2026年度から機器導入事業に着手し、27年度の運用開始を目指す。最新機器の導入により、ノートパソコンや液体物などをカバンに入れたまま検査が可能となり、混雑緩和に大きな効果が期待される。

下地氏は、航空便の大型化や観光需要の回復により、保安検査場の待ち時間が長文化している現状を指摘。「空の玄関口の混雑は、観光客の満足度低下や市民の利便性阻害に直結する」と述べ、具体的な改善策を質した。
砂川副市長は、宮古空港の機能強化に向けた取り組みとしてスマートレーンの導入を明言した。
同システムは、複数の旅客が同時に検査準備を行えるもので、X線CT検査機により荷物を360度確認できるため、従来必須だったノートパソコンや飲み物などの液体物をカバンから取り出す手間が省けることから、手荷物の取り出しやトレイの移動が自動化・効率化されるため、従来のレーンに比べて通過時間を大幅に短縮できるメリットがある。
計画では、2026年度に機器の調達および設置工事の予算を措置し、事業を実施。27(令和9)年度内での供用開始を予定している。
那覇空港や羽田、福岡などの国内主要空港では既に導入が進んでいる。市は、スマートレーンの導入により、繁忙期における保安検査場の滞留を大幅に緩和させ、安全かつスムーズな受け入れ体制を構築したい考えだ。


