宮古新報文芸年間賞入賞者

 ●書道▽小学低学年…川田えま(上野小学校2年)「元」 ▽小学中学年…美里碧来(東小学校4年)「馬」 ▽小学高学年…佐和田莉子(上野小学校6年)「模」 ▽中学生…砂川慶太(上野中学校3年)「縁」 ▽高校生(漢字)…砂川朋諒(宮古高校3年)「礁」 ▽高校生(仮名)…川満笑心(宮古高校1年)「おほぞらに むれたるたづの さしながら おもふこころの ありげなるかな」 ▽高校生(調和体)…翁長みつき(総実高校2年) ▽一般(漢字)…長濱直史「舞」 ▽一般(仮名)…池村尚子「五月雨の軒の雫に玉かけて宿をかざれる菖蒲草(あやめぐさ)かな (西行)」 ▽一般(調和体)…長濱直史「旅はいつしか 秋めく山に霧のかかるさへ (山頭火)」
 令和6年度 宮古新報文芸書道部門 年間賞講評
 【小学生低学年の部】伸び伸びとした線で元気がある。【小学生中学年の部】横へ広がるハライが良い。【小学生高学年の部】堂々とした文字の姿に自信があふれている。【中学生の部】行書の柔らかな流れが生きている。【高校生の部】どの作品も大胆な筆使いが躍動感のある文字に仕上がった。【一般の部】紙面構成など工夫が随所にみられる。 ※一年間を通して沢山の方々に参加して頂き、書道の素晴らしさを実感いたしました。 池田きみえ
 ●俳句▽小学校低学年…「動物がいっぱいいるね夏の空」玉元心杏(城辺小学校3年)選評・青い空に白い雲。夏らしい景色です。一つ一つの雲がいろんな動物のかたちに見えたのです。雲のかたちというだけでなく、鳥たちも飛び交っていて賑やかな空が見えてくる楽しい句です。 ▽小学校高学年…「年越しのヤギ汁そばは大盛だ」仲間聖恵(城辺小学校6年)選評・年越しのお蕎麦が宮古島ではヤギ汁のそばなのですね。宮古島でしかできない俳句です。そんな特別な感じが「大盛」にも感じられます。 ▽中学校…「セミの声一本道のかげとかぜ」伊計果音(久松中学校2年)選評・蝉の声という聴覚、影という視覚、風という皮膚感覚が立体的に景色を見せています。シンプルな表現で詩的に雰囲気を伝えています。 ▽高校生…「夏の海声が空まではね返る」上地孜昊(宮古高校2年)選評・海に声が響いて空まで跳ね返るという思い切った表現が素敵です。元気な声とはしゃぐ楽しい様子が見えてきます。
 総評 今年も沢山の佳句に出会いました。年間賞に選んだ四句は、伸びやかな感性と自分らしい表現でとても印象に残りました。ちょっとした気付き、感動が一句になります。そして何も難しいことはないので日々の色んな出来事や出会った風物を俳句にしていっていただきたいと思います。知っているようで、まだまだ知らないことが沢山あります。島に住んでいると見慣れてしまう事柄も見ると新しい発見があります。日々の感動を大切にしてください。 山田佳乃

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