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「青さ」の裏側、等身大に 若林さんエッセイ 孤独や憂鬱、島の記憶辿る

 放送作家・若林凌駕さんが28日に上梓(じょうし)するエッセイ集『宮古BLUE』。観光地としての華やかな「宮古ブルー」のイメージとは対照的に、島で過ごした自身の「孤独」や「憂鬱(ゆううつ)」といった、剥き出しの感情が綴られている。多感な時期に抱いた葛藤を、放送作家ならではの鋭い感性と郷愁を交えて描き出した。


 「宮古の海のように透き通った思い出ばかりではない」。若林さんは自著の核をそう語る。小学校入学から高校卒業までの12年間、この島で育った若林さんにとって、宮古島は決して楽園としての側面だけではなかった。
 本書では、抜けるような青空の下で感じた言いようのない閉塞感や、若者特有の繊細な悩み、そしてそれらと混ざり合って存在した「青春」が、等身大の言葉で表現されている。島特有のコミュニティの中で、一人の少年がいかにして己の感性を育み、東京という外の世界、そして表現の世界へと踏み出していったのか。その軌跡が、飾らない筆致で辿(たど)られている。
 また、漫才師や古本屋店主といった多層的な顔を持つ若林さんらしく、ユーモアの中にも一筋の「青さ」が滲(にじ)む構成となっている。昨夏、千原ジュニアさんらと共演し、宮古島観光大使への志を公言した若林さん。今作は、大使を目指す彼が、自身のアイデンティティを形成した故郷の「光と影」を整理し、改めて島と向き合った一冊ともいえる。
 若林さんは「この本に綴ったのは、僕なりの宮古BLUE。かつての僕と同じように、何かに悩みながら島で過ごしている誰かの心に寄り添えれば」と、作品に込めた願いを語った。
 同書は同日から、BOOKSきょうはん宮古店などで順次発売され、取扱店舗は今後拡大される予定となっている。
 若林さんの最新情報などはインスタグラムX(旧ツイッター)NOTEまで。

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