新たに師範となった饒平名さん(前列中央)と宮古民謡協会関係者ら
(協会提供写真)
歌声磨き最高位「師範」へ 饒平名さんが合格 宮古民謡協会
宮古民謡協会(渡久山吉彦会長)は9日、久松地区公民館で教師・師範試験を実施し、師範試験で饒平名八重子(のひな・やえこ)さんが合格を果たした。試験は宮古民謡の確かな技術と知識の継承、後継者育成を目的に年1回行われているもので、最高位の指導者である師範として認められた饒平名さんは、伝統の歌心の継承と普及に向けて意欲を新たにした。
同協会の規程によると、試験を受けるには、長年の実績と段階的な資格取得が必要であり、教師試験はコンクール最高賞受賞の数年が経過した上で所属研究所などの師匠から推薦された者が受験できる。合格すると自身の研究所を開設するなど指導権限が得られ、さらに教師免許取得から5年以上、後継者の育成や普及活動に貢献した実績を持つ者に師範の受験資格が与えられるとのこと。
難関を突破した饒平名さんに、渡久山会長は「長年にわたり研鑽(さん)を重ねてこられた成果であり、大変うれしく思う。師範は宮古民謡とその心を次の世代へ伝えていく重要な役割を担う。後進の育成に力を尽くし、さらなる発展に貢献してほしい」と祝福の言葉を贈った。
合格した饒平名さんは「うれしさとともに身の引き締まる思いでいっぱい。ここまでご指導いただいた村吉先生(村吉順滎民謡研究所)に心より感謝申し上げる。今後は諸先生方のご指導のもと一層の精進を重ね、微力ながら宮古民謡の普及発展に努めていきたい」と喜びと決意を語った。



