児童生徒向け「観光読本」作成へ 宮古島観光協会 総合学習での活用視野に
宮古島観光協会の西里長治会長は7月の定例記者会見で、児童生徒向けに自然環境や観光に関する情報をまとめた「観光読本」の作成に取り組む方針を明らかにした。子どもたちが地域の観光資源や魅力を学び、観光への理解を深めることで、観光客を温かくもてなす意識の醸成や観光教育の推進を図る。総合学習の時間など学校現場での活用を目指す考え。
西里会長は「学校現場の方々と子どもたちに対する自然、環境、観光の教育で情報交換しており、(観光読本は)総合学習の時間の授業で活用していただきたい」と話した。
観光読本の作成の背景には、近年課題となっているオーバーツーリズムへの対策や市民の観光理解の推進がある。西里会長は「市民の皆さんに観光に対する理解を図っていくことが観光協会の新たなミッション。一人でも多くの観光客を呼び込むためには宮古島に来た人が楽しめ、迎え入れる側の市民が地域の魅力を知った上で、どう対応するのかについて手を打ちたい」と意欲を見せた上で「(その中で)大事なのは子どもたちの観光教育であり、読本を通して受け入れる態度を学んでほしい」と呼び掛けた。
さらに、クルーズ船の寄港時に子どもたちが英語や中国語などの外国語を使って観光ルールを説明する取り組みにも触れ、「語学学習と環境教育の双方で学びの場となり、観光客へのアピールにもつながる」と語った。
観光教育では観光発展からの恩恵があることも伝える。会員企業が事業を伸ばすための人材育成や島の若者らが観光関連で起業できるような環境づくりに取り組んでいく考えも示した。



