買い物客に野菜や花苗を配布する出荷協議会の役員 =JAあたらす市場

JAあたらす市場 地元産野菜豊富に感謝祭

JAファーマーズマーケットあたらす市場(狩俣直子店長)の決算感謝祭が26日から始まった。シーズンを迎えた地元の野菜を豊富にそろえ、日頃の愛顧に感謝を込めた特売やプレゼント、抽選会などを行っている。JA宮古地区女性部の揚げたて天ぷらの店頭販売、生産者による野菜や花苗の無料配布も多くの買い物客に好評だった。

 店内では野菜や米の特売をはじめ買い物をした先着50人にスターフルーツジャムをプレゼントし、一定額以上の購入者は炊飯器や宮古牛などが当たる抽選会に応募していた。狩俣店長は「毎年、お客さんに還元するつもりで開催している。今は宮古で野菜が豊富な時期。観光客も増えつつあり、この機会に宮古の野菜をPRしていきたい」と話していた。
 同市場出荷者協議会は買い物をした先着150人にミニトマトやゴーヤー、アスパラガス、花苗などを無料で配り、子どもにはかき氷を振舞った。砂川裕喜会長は「日頃の感謝を込めて行っている。ふだん買わない野菜を選んで食べてもらい、次の購入につながれば」と述べた。

かき揚げをつくるJA女性部の会員=JAあたらす市場


 JA女性部はサタパンビンやかき揚げを次々と揚げて販売。昨年12月の周年祭では午前中で売り切れてしまったため、今回は材料を多めに準備した。花城啓子部長は「コロナで思うように催しができなかったので会員も喜んで取り組んでいる。いつも午前中で終わってしまうので、きょうは昼後まで頑張りたい」と張り切っていた。
 決算感謝祭は31日まで行われる。野菜・花苗の配布と天ぷら店頭販売は26、27日の2日間。

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