県入域観光客数 2月は17万9100人

【那覇支局】県文化観光スポーツ部は25日、2月の県内入域観光客数が前年同月比50.8%増の17万9100人となったと発表した。3カ月連続の増加だが、コロナ禍前の19年同月比は69.7%減となった。

 県や一部地域でまん延防止等重点措置が適用されたが、前年は緊急事態宣言措置があったことや、減便規模縮小、ワクチン接種が普及していることから前年を上回った。
 地域別では、東京方面が53.9%増の9万2800人、関西方面が50.4%増の3万5800人、福岡方面が40.4%増の2万5000人、名古屋が82.6%増の1万5700人となり、全地域で前年同月を上回った。外国からの来訪は23カ月連続でゼロとなっている。
 3月も都市部ではまん延防止等重点措置が21日まで適用されていたことや減便が継続していた影響などから厳しい状況になるとした。
 10日時点の減便率は2月が39.8%、3月が14.5%。4月が3.6%となっている。
 山川哲男観光政策課長は、「3月が下るにつれて19年度比で予約率が上昇している。コロナが流行し始めた時期との比較になるが、旅行マインドが回復している印象がある。しかし、本格的な回復には至っていない」と話した。

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