夏休みの旅行シーズンが始まり、本土からの直行便などで宮古に到着した旅客たち =宮古空港到着ロビー

夏休み旅行シーズンに 県内路線は予約鈍く

 21日から夏休みの旅行シーズンに入り、宮古空港には本土直行便などで到着した親子連れの旅客の姿が目立った。関係者によると梅雨明け以降、観光客の多い状況が続いているが、県内路線の予約は思うように伸びていないという。ピークはお盆休みの8月13日~15日ごろが見込まれる。
 ある航空関係者は、緊急事態宣言下だった昨年に比べて予約は増えているが「コロナ禍前」までは戻ってないという。「東京や関西は良いが県内路線は予想していたほど予約が伸びず、県内の感染状況から動きを控えているのでは」と現状を分析。「最近は予約するか間際まで状況を見る傾向があり、今後の感染状況が気になる」と話した。
 別の航空会社の関係者も「コロナの影響があった去年よりも予約は増えている」としながらも、「県内は全路線で新規の予約が鈍っている。止まっているような感じ」と話した。
 21日、空港ロビー内は旅客、送迎の観光事業者や家族、県大会に向かう学生などが行き交っていた。あるホテルの職員は「夏休みで子ども連れが増えた。お盆の13日ごろから第2のピークになる」と述べた。レンタカーの職員は「去年の反動で相当増えている。6月末からずっと目が回るぐらい忙しい。車もスタッフも不足している。ピークは15日」と話していた。

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