市212人、2日連続200人台 新型コロナ

 【那覇支局】県は21日、宮古島市で新たに212人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。200人を超えるのは2日連続。累計は1万2092人。多良間村は5日ぶりに感染者2人が確認された。累計95人。県内では新たに5250人が確認され、2日連続で過去最多を更新し、5000人台となった。累計は31万368人と31万人を超えた。新たなクラスター(感染者集団)は宮古病院の2例を含む3例、追加のクラスターが2例報告された。
 市内患者は10歳未満から90歳以上の男女。前週同曜日から100人増加した。年代別では20代の39人が最多。30代の31人、40代の29人が続く。県外在住者は2人確認された。直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数は2015.56人と初めて2000人を超えた。宮古病院でのクラスターは職員4人、患者7人の計11人と別の病棟で職員3人、患者3人の計6人が21日までにそれぞれ集団感染した。県は収束を含め、調査を進めている。
 多良間村の患者は年代確認中の男性2人。1人は19日、もう1人は20日に発病し、20日に確定した。
 宮古地区の入院中21人、宮古病院17人(中等症5人、軽症12人)、民間病院4人(軽症4人)。病床使用率は31.8%。宿泊施設療養中30人、自宅療養中652人、入院調整中617人。
 県内の新規感染者は前週の同じ曜日を1685人上回った。年代別では40代の842人が最多。国基準の重症者は17人。追加のクラスターは八重山病院で新たに3人が確認され計9人、北部病院で新たに10人が確認され計17人になった。また、北部病院で新たに12人が集団感染するクラスターも報告された。累計707例。
 県は入院患者数が500人を超えたため、緊急フェーズを引き上げる検討を始めたことも明らかにした。確保病床は変動があるとして、20日時点で緊急フェーズ1は795床の確保を目指す。

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