日米共同の実効性を確認 離島の迅速救助、搬送体制など 市長会見 19日防衛セミナー開催へ
嘉数登市長は1日の定例記者会見で、陸上自衛隊と米海兵隊による実働訓練「レゾリュート・ドラゴン26」の視察報告を行った。陸上自衛隊宮古島駐屯地で行われた大規模災害を想定した日米共同の衛生訓練などや、宮古空港を使用した垂直離着陸機V22オスプレイの訓練について、「離島における迅速の救助、搬送体制の実効性が確認できたことは有意義であった」と述べた。6月29日に飛来したオスプレイの訓練は当初、視察する予定だったが市議会3月定例会の出席で現場に行けなかった。
宮古島での日米共同訓練は今回が初めて。先月25日から29日までの訓練で、同駐屯地では日米共同調整所の運営や衛生訓練における共同救護所での対応訓練が行われた。そのうち、29日の訓練を視察した嘉数市長は「日米の役割分担や情報共有体制を確認することができた」と述べた。
現場へ赴けなかったオスプレイの訓練については「現場で状況確認した職員から報告を受けており、事前に本市が申し入れを行った市街地、住宅密集地を避けた飛行ルールが選択され徹底した安全管理の措置のもと慎重な運用がなされていた」との認識を示した。
今回の訓練に市民から不安の声が挙がったことには「皆さんが抱くさまざまな思いや不安を払拭するためには、しっかりとした情報提供が不可欠であり、国に対しては今後も透明性のある情報提供と市民への丁寧な説明を求めていきたい」と述べた。
質疑応答では、防衛省が宮古島市で7月19日に防衛セミナーを開催することに質問があった。これには「南西諸島を取り巻く安全保障環境が一層厳しさを増しているような状況について説明がされるということは、私たちが求めていたことが形になって表れた」と言及した。
その上で平良、城辺、上野、下地、伊良部の5地区で開催した「地域の安全、安心な暮らしを市民と共に考える会」で説明した日米共同訓練を受け入れたことには「市民それぞれ受け止めがあって賛否もそれぞれである。その上でなぜ容認したのか、判断に至ったのかの経緯については説明した。完全に理解していただいているかというと、そうでない部分もあるかもしれないが一定程度説明はできた」と述べた。


