新型コロナ 宮古島市251人、土曜日最多

 県は30日、宮古島市で新たに251人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。先週同曜日比26人の増で、土曜日最多。累計は1万3856人。多良間村は1人が確認され、累計143人となった。県内では新たに5762人が確認され、最多を更新。5千人を超えるのは6度目。

 市内患者は10歳未満から90歳以上の男女。年代別最多は40代の44人、次いで10代の42人。その他の10歳未満から60代までは22人から29人の範囲に収まっており、幅広い年代でまんべんなく感染が拡大している。70代以上は59人。直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者は2606.84人。全国平均(1077.49人)の2倍以上で、都道府県別全国1位の沖縄県(2294.9人)も上回っている。
 宮古地区の入院中は22人。うち宮古病院17人(重症1人、中等症9人、軽症7人)、民間病院5人(中等症1人、軽症4人)。病床使用率は33.3%。宿泊施設療養中21人、自宅療養中876人、入院調整中949人。
 県内の感染者は先週の同じ曜日を465人上回った。これまでの最多だった26日の5622人を60人更新した。年代別で最も多いのは40代の947人。県は220の福祉施設を支援しており、施設内療養者1671人、うち酸素投与が必要な人は75人。いずれも最多となっている。
 国が29日発表した「BA.5対策強化宣言」について県は「これまでの取り組みと重なる点も多いが、高齢者の外出自粛を求めるなど異なる点もある。国が全国的に取り組むことで周知が強化され、県民の行動変容につながることも考えられる」と評価した。

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