ランの距離短縮や大会要項などを確認したトライアスロン競技委員会 =市役所会議室

トライアスロン、4年ぶりの開催目指す

 第37回全日本トライアスロン宮古島大会の第1回競技委員会(委員長・砂川恵助宮古島市スポーツ協会長)が30日午後、市役所で開かれ、日程案を2023年4月16日とし、ランをフルマラソンから30㌔に距離を短縮することを確認した。本番2日前の開会式、翌日の閉会式(表彰式・パーティー)も中止とする。大会は過去3年がコロナ禍で中止となったが、規模縮小で4年ぶりの開催を実現したい考えだ。10月の大会実行委員会で正式決定する。
 トライアスロン宮古島大会は、2020年の第36回が中止となり、21年の第37回が延期、22年も再延期となった。実施の可否は競技実行委員会で日程や要項などを協議したあと、10月の専門委員会を経て実行委員会で正式決定される。
 22年大会に向けては、競技委員会がバイクの距離を157㌔から123㌔に短縮し、開会式及び閉会式を取り止め、出場を国内選手のみに限定するなどの要項をまとめたが、専門委員会、実行委員会ともに異論はなく全会一致で延期を決めた経緯がある。
 30日の競技委員会では、ランをこれまでのフルマラソン42・195㌔からロングディスタンス定義で最低距離とされる30㌔とし、市陸上競技場を発着する15㌔の周回に変更した。エイドステーションのボランティア人数を減らし、接触機会を軽減することで新型コロナウイルス感染症対策や食料部の競技運営の負担を減らすことが理由。
 医療救護でボディケアに当たっていた高校スポーツ部の約120人、それにフィニッシュ地点の高校生30人についても、拘束時間が長いことや翌日の授業に支障をきたし、感染対策が困難なため廃止する。
 エイドステーションはランコース見直しに伴い従来の10カ所から5カ所、バイクコースでも10カ所から7カ所にそれぞれ減る。
 大会要項案では、日程を23年4月16日午前7時~午後6時30分の11時間30分とし、競技は与那覇前浜でのスイム3㌔、宮古島を一周するバイク123㌔、ラン30㌔の合計156㌔とする。参加定員は1200人。出場は国内選手のみとする。申込期間は11月の1カ月間で、出場内定は12月下旬の予定。

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