新型コロナ 市32人、多良間村1ヶ月ゼロ

【那覇支局】県は15日、宮古島市で新たに32人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。累計は9409人。多良間村は31日連続のゼロ。累計85人。県内では新たに1414人が確認された。累計23万3968人。新たに3人の死亡とクラスター(感染者集団)3例が報告された。
 市内患者は10歳未満から60代の男女。前週同曜日から17人減少した。年代別では10歳未満、30代の8人が最多。10代、40代の各5人、50代の4人が続く。20代はゼロ。職業別では小学生の8人が最多。会社員の6人、公務員の4人が続く。確認中は3人。県外在住者は1人確認された。直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数は455・84人。
 宮古地区の入院中2人、宮古病院2人(軽症2人)。病床使用率は3・0%。宿泊施設療養中12人、自宅療養中250人、入院調整中86人。
 県内の新規感染者は前週の同じ曜日を143人下回った。年代別では10代の291人が最多。亡くなったのは豊見城市の40代男性と那覇市の90代女性と70代男性。累計476人。県基準の重症者は3人。クラスターは6月に北部保健所管内の事業所で13人、八重山保健所管内の保育施設で10人、石垣市の職場内で7人が集団感染した。累計682例。
 県の宮里義久感染対策統括監は「前週比0・98倍と1を下回ったが、下げ止まりか一時的なことなのか状況を注視する必要があり、引き続き感染対策をしてもらい、感染者の減少につなげていきたい」と話した。
 県の疫学統計解析委員会は14日、今後の見通しについて、6月中の流行規模は横ばいで推移するが、7月下旬以降は感染が拡大する可能性が高いと指摘した。

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