中村会長(左)が講師一人ひとりに委嘱状を交付した =未来創造センター多目的ホール

22年度長寿大学が開講 11会場で21講座

 2022年度宮古島市長寿大学(主催・市社会福祉協議会)の開講式が24日、未来創造センター多目的ホールで行われた。同大学は高齢者の生きがいと社会参加の促進などを目的に開催され、市内11会場で三線や大正琴、琉球舞踊など計21講座が、6月上旬から来年2月まで開かれる。開講式では同協議会の中村雅弘会長が講師一人ひとりに委嘱状を手渡したほか、講師陣による模範演技も披露された。受講料は無料で、60歳以上の市民を対象に受講生を募集している。

三線演奏などの模範演技が行われた


 21年度の開講式は新型コロナウイルス感染防止のため大幅に規模を縮小し、講師代表3人のみに委嘱状を交付した。今年度は講師だけでなく受講を希望する市民も出席し、会場入り口では参加受付も行われた。また、アトラクションとして三線・フラダンス・歌と発声・ヨガ・日本舞踊の講師陣が模範演技を披露した。
 中村会長は「今年は皆さんと顔を合わせて開講式が開けうれしく思う。講師を引き受けてくれた先生方と協力し、宮古島市の健康長寿の実現のために取り組んでいきたい」とあいさつ。
 来賓の座喜味一幸市長(代読)は「新型コロナは収束していないが、ワクチン接種や感染対策への協力により開講できることを感謝する。受講者が長寿大学を通じて生きがいを高め、幅広い知識・技能を身に着け、さらにそれぞれの地域で活躍することを願う」と祝辞を述べた。
 講師を代表して大正琴の砂川寿美さんが「日々の生活を充実した生活で過ごしたいという気持ちと、チャレンジ精神を持って生涯学習ができる長寿大学は素晴らしい。お稽古に通う仲間との触れ合いを大事にして、明るい気持ちで通ってほしい」と呼び掛けた。
 22年度の講座は次の通り。カッコ内は講師(敬称略)。問い合わせは市社協地域福祉課(72・3193、担当・我如古)まで。
 【平良老人福祉センター】三線(波平重夫)大正琴(砂川寿美)日本舞踊(一条舞美)【東川根自治会館】歌と発声(上原留美子)【働く女性の家ゆいみなぁ】フラダンス(福嶺美智子)硬筆・筆ペン(親泊宗二)【下崎公民館】ヨガ(山下貴子)【久松公民館】琉球舞踊(根間幸子)【西原公民館】琉球舞踊(前里博美)【池間公民館】日本舞踊(與那嶺洋子)【伊良部老人福祉センター】琉球舞踊(湧川絢子)大正琴(砂川寿美)日本舞踊(若宮澄絵涼)三線(川満恵子)【城辺社会福祉センター】三線(川満健功)大正琴(狩俣カツ子)クラフト(与那覇久美)【上野老人福祉センター】日本舞踊(西川壱朗)大正琴(平良久美)三線(棚原芳和)【下地公民館】大正琴(下地美智子)

関連記事一覧