雨が降り続く中で市街地の目抜き通りを歩く観光客ら =平良西里大通り

沖縄地方が梅雨入り 明けは来月21日ごろ

 沖縄気象台は4日、沖縄地方が梅雨入りしたと見られると発表した。平年より6日、前年に比べて1日それぞれ早かった。宮古島地方は4日、前線の影響で降雨が続き宮古島では午後6時ごろまでに10㍉以上を観測した。5日にかけても荒れた天気となりそうだ。

 宮古島地方は4月下旬から曇りや雨の日が多くなっている。前年の梅雨入り時期は少雨傾向だったが、ことしは雨続きで、収穫期を迎えている葉たばこ、果樹のマンゴーなどの生育への影響も心配されている。
 雨模様となった4日、各地の海浜や公園などの行楽地にはほとんど人出はなく、市街地では観光客が傘を差しながら歩く姿が見られた。一方、宮古空港は帰路に就く帰省客や観光客の姿が目立った。
 4日の宮古島地方各地の最高気温は23度弱と平年値の26・8度を下回り、降雨や風の影響でやや肌寒い天候となった。5日は雨模様で、気温は最低21度、最高25度の予報。昼前にかけて雷が発生する可能性もあり、前線の活動によっては大雨も見込まれている。
 沖縄地方は向こう1週間、梅雨前線や湿った空気の影響で曇りや雨となりそうだ。降水量は平年より多い見込み。気温は、期間はじめは平年並みか低く、後半は平年並みか高くなると見ている。梅雨明けの平年は6月21日ごろで、前年は7月3日ごろだった。

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