講習を受けたガイドらはカヤック、カヌーの知識と技術向上に努めた =11日、保良泉ビーチ

安全なマリンレジャー目指す カヤック・カヌー協会

 NPO法人沖縄県カヤック・カヌー協会宮古島支部(藤井一郎支部長)は11日、シーカヤックのガイド向けに安全講習や技術トレーニングを保良泉ビーチで行った。講習には公認ガイド検定取得を目指す人や有資格者も参加。安全なマリンレジャーのため知識と技術の向上に努めた。

 同会によると、公認ガイドは県内で唯一の認定制度で、安全性や技術・知識に一定品質を保証できるとしている。資格取得には3カ月の受講が必要で、パドル操作技術や安全のための知識、顧客に対する話術などを段階的に学ぶもの。また、資格更新は操作技術、救助技術の向上や座学での安全管理学習などを行い、ガイドとしての質を高めるため、年1回以上の受講が必要という。
 同協会の川上豊顧問は「マリンレジャーの流行に伴って海難事故が増えている。知識のないガイドも多いのが現状」とした上で、「ガイドの知識、技術を担保して安全なマリンレジャーを顧客に提供することが狙い」と述べた。
 資格取得を目指す愛知県出身の男性は「宮古島の地形や海流など講習で聞かなければ分からなかった。1年ほど実務経験はあるが、知らなかったことも多い」と感想を話した。

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