大神と島尻を結ぶ定期航路に就航した「ウカンかりゆす」 =島尻漁港

大神-島尻定期航路「ウカンかりゆす」就航

 平良島尻と大神島を結ぶ定期航路に今月14日、宮古島市(座喜味一幸市長)が2021年度事業で建造し、大神海運(與那城敏社長)が運航する新造船「ウカンかりゆす」(18㌧)が就航を開始した。30日午後、大神島で就航記念式典が催される。

 2010年に就航した「スマヌかりゆす」は10年以上が経過して更新の時期を迎え、同市が県離島航路安定化支援事業補助金制度を活用し、21年7月から瀬戸内クラフト(広島)で建造されていた。契約額は1億5840万円。ことし2月には進水式、引き渡し式が行われた。
 新造船は全長15㍍で「スマヌかりゆす」と比べて一回り大きくなり、安全性とバリアフリーに配慮した設備を有する。旅客定員も以前の30人から50人に増える。船名の「ウカンかりゆす」は、地元で大神を「ウカン」と呼んでいることから、喜びや縁起がいいことを表わす「かりゆす」と合わせて命名したという。

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