新型コロナ 宮古島市39人、県内984

【那覇支局】県は29日、宮古島市で新たに39人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。1日で30人以上の感染者が確認されるのは2月8日の38人以来、49日ぶり。累計は3950人。多良間村では1人の感染が確認された。累計76人。県内では新たに984人の感染が確認された。900人を超えるのは24日以来、5日ぶり。累計12万189人と12万人台になった。

 県は同日、オミクロン株の感染力の高い別系統「BA.2」のゲノム解析の結果を発表した。10日から23日の感染者の48検体中、14検体で確認された。そのうち、宮古保健所管内では2検体が確認された。確認されたのは20代女性と10歳未満の男性。詳細は確認中。県の糸数公医療技監は「割合が29.2%と前回の17.7%と比べて高く、置き換わりが進み、感染者の増加に影響を与えている」との認識を示した。
 市内患者は10歳未満から90歳以上の男女。前週同曜日の13人と比べると26人増加した。推定感染経路は31人が明らかになっていない。年代別では30代の9人が最多で20代の7人が続く。職業別では小学生の8人が最多でサービス業の5人が続く。確認中は7人。1週間当たりの人口10万人当たりでは234.32人。
 村内患者は10歳未満の小学生。推定感染経路は明らかになっている。
 宮古地区の入院中3人、宮古病院2人(中等症2人)、民間病院1人(中等症1人)。宿泊施設療養中43人、自宅療養中111人、入院調整中38人となっている。
 県内患者は10歳未満から90歳以上の男女。連休明けの前週の同じ曜日を658人上回り、7日連続で増加した。年代別では10代が最多。県基準で重症者は1人。
 前日までの直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数340.85人は4日連続で全国ワースト。全国平均は219.94人。

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