準優勝した鏡原ナイン =28日、タピックスタジアム名護

鏡原中、準優勝 県中学野球春季大会

【那覇支局】中学軟式野球の第29回沖縄海邦銀行杯争奪・第62回県中学校春季軟式野球大会(主催・県野球連盟)の準決勝と決勝が28日、タピックスタジアム名護で行われ、宮古地区代表の鏡原は準決勝で名護に2対0で勝利し決勝に進んだが、美里に0対1で敗れ、惜しくも優勝を逃した。宮古勢の準優勝は初めての快挙となる。

 準決勝の名護戦は新城と大城の息詰まる投手戦が展開され、鏡原は5回に1番坂口琉茉が三塁打を放ち、続く2番濱川大和がスクイズを決め、先制点を挙げた。6回にも連続ヒットで1点を追加し、決勝に進出した。
 決勝の美里戦では3回に四球とヒットでチャンスを作ったが、送りバント失敗による併殺打で先制点を逃し、その裏、相手に三塁打を打たれ、次打者の内野ゴロの間に決勝点を奪われた。鏡原は6回にも二死三塁のチャンスを作ったが、あと一歩及ばなかった。
 鏡原の砂辺正人監督「1勝が目的だったので上出来の結果。準優勝できたのはチームの結束力の賜物。10人しかいない部員の一人ひとりが自分の持ち場で頑張ってくれた」
 花城朗維主将「決勝で負けたのは残念だったけど、みんなが頑張った結果だと思う。夏もこの調子で臨みたい」
 試合結果は次の通り。
 ▽準決勝
鏡原
 0000110-2
 0000000-0
名護
(鏡)新城―花城
(名)大城、内間、島袋―岸本
▽三塁打=坂口(鏡)
 ▽決勝
鏡原
 0000000-0
 0010000-1
美里
(鏡)新城、坂口―花城
(美)具志堅、眞喜志、具志堅、眞喜志―比嘉
▽三塁打=大城、仲本(美)
▽二塁打=大城(美)

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