東京都で開いた宮古島水産品試食会の様子 =提供・SAMCO

東京で宮古水産品試食会

下地島エアポートマネジメント(SAMCO)は2月25日、東京都内で宮古島産水産品の試食会を実施した。地域の課題である県外向け販路拡大を目的に市内3漁協と協力して行ったもので、都内の飲食業者や卸売業者などを招いた。

 同社は宮古島市から委託を受け2021年5月から、下地島空港を活用した航空貨物取扱体制構築に向けた実証事業を行っている。試食会はその一環として開催した。
 沖縄食材を扱う飲食事業者向けに鮮魚・海藻類をPRし地元ならではのメニュー提案を行ったほか、水産品を扱う卸売企業とは宮古島産の取り扱い拡大に向けた意見交換も実施した。
 来場者からは「普段食べているカツオやマグロと味や触感も違い美味しい」といった声が寄せられたほか、輸送時の鮮度維持や他産地産品に対する優位性構築など、今後の販路拡大に向けた課題も改めて認識することができたという。
 同社は今後も市内の関連事業者と共に課題解決の検討を重ね、特産品の販路拡大を推進するとしている。

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