中国で販売開始した商品を手にする(左から)宮古島漁協の下村さん、座喜味市長、うるばな宮古の加藤さん、ANAの田之上支店長 =市役所市長室

特産品、中国で販売開始

 全日本空輸(ANA)の中国向け通販サイト「全日空海淘(ハイタオ)」でこのほど、宮古島特産品の扱いが始まったことを受け、出品する宮古島漁業協同組合の下村貴浩さん、うるばな宮古の加藤洋平さんとANAの田之上圭克宮古支店長は9日、市役所に座喜味一幸市長を訪ね報告した。

 サイトでは漁協産の「海のあおさ(アーサー)」、うるばなの「宮古ビデンス・ピローサ(タチアワユキセンダングサ、むつうさ)」の商品10種を扱う。サイト内に沖縄県特産品のページを開設し昨年12月に販売開始した。
 海淘は中国語で海外商品通販の意味。ANAのサイトは約12億人が利用する中国最大のスマートフォン用SNSアプリ「WeChat(ウィ―チャット)」内の沖縄県公式ミニプログラムと連携しており、多くの中国人が簡単にサイトを訪問できる仕組みとなっている。
 座喜味市長は「かなり期待している。市民所得アップの政策には、農水産物の海外販路を開くことは欠かせない。市もしっかり下支えするので、なんでも相談してほしい」と語った。

関連記事一覧