フラワーアレンジメントを展示した砂川店長(左端)と集まった生徒たち=宮古工業高校事務室前

花屋が生花を宮工で展示

 県花き園芸協会が実施する「おきなわ お花で元気いっぱいプロジェクト」を受けフラワーショップ「たんぽぽ」は18日、宮古工業高校事務室前で第2期フラワーアレンジメントの展示を行った。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で需要が低迷している花き生産者や生花店等を支援する取り組み。同店の砂川博昭店長らが飾り付けた色とりどりの県産の花々に、集まった生徒たちは見とれていた。

 同プロジェクトは農林水産省と沖縄県の補助事業を活用し実施され、2020年11月から21年2月上旬にかけ、県および各市町村庁舎や県立学校などで県産花きを多く使った展示を行いPRしている。
 同校ではこの日、12日の第1期展示から新鮮な花に入れ替えが行われ、ヘルコニア、ストレッチャー、桜、モンステラ、アレカヤシなどの県産花をはじめ10種類以上の大型アレンジメント2つが展示された。砂川店長は「花を見て、コロナに負けず元気に過ごしてほしい」と語った。
 同店では20年4月の緊急事態宣言時に結婚式場用アレンジメントの予約が約100件、現在の再宣言で約20件キャンセルされたという。砂川店長は「普段は目立たない業界だが、コロナ禍の影響をもろに受けている。この支援は私たち小売だけでなく生産農家、資材店、中卸業者など業界全体の助けになり、本当にありがたい」と感謝した。
 1年生の池間奈々さんは「普段から花は見慣れているが、これだけたくさんあると、学校が明るくなった感じがしていい」と笑顔で語った。

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