勝利の喜びをカチャーシーで現わす座喜味さん(中央)と支持者たち=平良西里の選対事務所

市長選で座喜味さん、勝利喜び分かち合う

勝利を祝ってダルマに目を入れた座喜味さん=平良西里の選対事務所

 平良西里の座喜味さんの選対事務所には開票前から多くの支持者が駆け付け、テレビの選挙番組に見入っていた。午後10時過ぎに第1回目の選管発表でリードが伝えられると事務所内は期待に沸き、同40分頃に座喜味さんの当確が報じられると一気に歓喜と歓声に包まれた。直後に会場に現れた座喜味さんは共に市政刷新を成し遂げた仲間たちと喜びを分かち合った。

 座喜味さんは「これは市民の力で勝ち取った勝利。当選の暁には仕事はたくさんあるが、市政と市民が一緒になればどんな難関も乗り越えられる。新しい宮古島市政の幕開け」と市政に臨む気持ちを語った。
 今選挙戦について「われわれ選対の至らない所を全部市民団体が草の根でやってくれた。保守革新で組織の在り方がぎくしゃくしたが、逆に市民からゼンマイを巻かれてまとまった」と振り返った。
 そして「選挙は終わった。敵味方に分かれた市民も宮古発展のため『ワンチーム』となり、沖縄、日本の中での立ち位置、今後の展望、5年10年先の観光、農水産業のまち宮古という目標に向かっていこう。市民の皆さんノーサイド。みんなで宮古を良くしていこう」と呼びかけた。
 後援会共同代表の新里聰さんは「感激で涙が止まらない。みんなに感謝したい」と述べ、「市民の市政を変えたいという気持ちは街頭でも感じたので手応えはあった。市民に開かれた市政、市民の声を聞き、必要なものを作り、第一次産業を活性化させて島を発展させてほしい」と座喜味さんに期待を寄せた。
 会場を訪れた支持者の56歳男性は「嬉しいの一言。イデオロギーを越えて一枚岩になれたことが勝因。平等で開かれた政治に期待したい」と話した。

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