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近鉄京都線で脱線事故、「乗り上がり脱線」の可能性も…求められる原因究明

近鉄京都線の京都駅で始発の4両編成の普通電車が脱線する事故が起きたのは6月29日5時過ぎだった。この事故で乗客30人と乗員3人にけがはなかった。

事故が起きたのは京都駅から出発して120メートルほどの急カーブ。このカーブには「シーサースクロッシング」と呼ばれる分岐器が設置されている。上下線を行き来できるよう並行する2本の線路がX字に交差する構造で、通常、直線区間に設けられることが多く、近鉄の全営業区間の中でも、この場所だけ、カーブの途中で線路が分岐しているという。

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脱線したのは2両目の後ろと3両目の前で、当時の走行スピードは時速約20キロメートル。始発前の点検では線路の分岐器に異常は認められておらず、運転士は「分岐器を通過後、後ろから引っ張られるように感じて停車させた」などと話しているという。

分岐器に不具合がなかったとなると、事故原因は何なのか気になるところだが…。

「専門家からは『乗り上がり脱線』の可能性を指摘する声が出ています。これは車両が低速度で曲線を走行する際、車輪がレールに乗り上がってしまう現象のこと。過去には2000年3月、営団地下鉄(当時)・日比谷線で事故が発生。乗り上がり脱線した車両が対向列車と衝突し、乗客5人が死亡しています」(全国紙記者)

近鉄京都線は事故から一夜明けた30日7時半ごろに全線で運転を再開。国の運輸安全委員会は鉄道事故調査官を派遣し、事故の原因を調べている。けが人が出なかったのは不幸中の幸いだが、一刻も早い原因究明が求められる。

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