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日本企業への攻撃にも使われた「ARTEX」 Microsoftが明かした中国系ハッカーのAI悪用

米Microsoftが10月21日(現地時間)、中国政府と連携するハッカー集団が中国製のAI「ARTEX」を使用し、世界中を自動でサイバー攻撃していたと公表した。

Microsoftによるとハッカー集団は「Storm-0940」と呼ばれ、9月からARTEXを使用し、標的設定から攻撃・侵入までを3時間未満で完了したケースもあったという。標的となったのは世界中のさまざまなサービスで、17日ごろに不正アクセス被害を受けたことを発表していたIT管理ソフトウェアを提供するConnectWiseも被害を受けていた。

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「Storm-0940」は2021年から活動を始めた。これまで、さまざまなサイバー攻撃に関与しており、2024年には「Storm-0940」がWi-Fi(無線LAN)ルーターとして有名な「TP-Link製ルーター」を踏み台にハッキングしていたことが判明し、大きな注目を集めた。

また、「ARTEX」はもともと開発者プラットフォームの「GitHub」で公開されていた侵入テストツールで、制作者は中国のサイバーセキュリティー開発者だった。本人によると、もともとは企業や組織が許可された範囲で安全性を検査することを目的に開発されたものだという。

しかし、韓国の金融機関を標的とした攻撃など、悪質な攻撃で使われるようになり、開発者によって公開停止となった。それにもかかわらず悪用は続いているため、世界中のハッキングで使われていることが明らかになったのだ。

今回のMicrosoftの発表では、「Storm-0940」のサイバー攻撃の標的に日本企業が入っていたかどうかは明らかにしていない。しかし、19日にGMOサイバー犯罪対策センターが、日本企業を狙った一連の不正アクセスに使われたのが「ARTEX」だったことを発表した。

この時点では「ARTEX」が中国製というのみで、中国からの攻撃だということは明らかにはなっていないが、今回の情報と照らし合わせると、日本企業が受けているサイバー攻撃の多くも「Storm-0940」からのものである可能性が非常に高いと言えるだろう。

日本企業・団体で相次ぐサイバー攻撃による情報漏えい。もはや政府・国レベルでの対策やインフラ防衛体制の構築は待ったなしだ。

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