北海道大学フッ化水素死亡事故で見直される「緊急シャワー」の重要性
27日、北海道大学は同日朝、理学部建物にて実験にあたっていた大学院学生1名がフッ化水素酸を被る事故により死亡したことを発表した。北海道大学のホームページによると、フッ化水素酸を被った学生は搬送先の病院で死亡。救助にあたった大学院学生1名及び学部学生1名は軽傷を負ったものの健康状態に問題はないとしている。
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死亡事故を起こしたフッ化水素は、厚生労働省のホームページに記載されている応急措置情報によると、「重篤な皮膚の薬傷及び眼の損傷」とあり、付着すると皮膚から体内組織に深く浸入し骨や神経細胞にも影響を及ぼすほど危険な化学物質であるという。
また、厚生労働省によると「皮膚(又は髪)に付着した場合:直ちに汚染された衣類を全て脱ぐこと。皮膚を水【又はシャワー】で洗うこと」とあり、身体に付着したフッ化水素は直ちに洗い流すことで被害を軽減できるようだ。
事実、大学の化学実験室では、今回のような事故への対策として「緊急シャワー」「洗眼器」が設置されている。
緊急シャワーは有害な物質に汚染されてしまった場合、その場で洗い流すための設備で日本では1972年から工場や研究室での設置が義務付けられている。
使い方はメーカーによって異なるが、バルブや引き棒を強く下ろすことで、水が激しく噴射されるので、そのまま最低15分は継続して身体を洗い流すことで後遺症を軽減できる。
だが、緊急シャワーは事故以外では使用ができないため、いざという時に使い方を失念してしまう、設置場所を忘れてしまうということもある。
工場や研究所に勤める人は場所や使い方をチェックすると良いかもしれない。






