「位置情報が把握される」「安全性に問題」など防衛省のLUUP導入で批判相次ぐ テロのリスクを指摘する声も
防衛省は1日、防衛省・自衛隊の公式X(旧Twitter)を更新し、市ヶ谷庁舎(東京都新宿区)に電動キックボードと電動アシスト自転車を導入したことを写真付きで報告した。業務効率の向上につなげるためとしているが、SNSには危機管理についての批判が殺到している。
Xに投稿された写真は2点。2台の電動アシスト自転車と、3台の電動キックボード、そしてLUUPの立て看板だ。「本日(7月1日)より、防衛省市ヶ谷庁舎に電動キックボードと電動アシスト自転車を導入しました」とつづられている。
庁舎内は東京ドーム約5個分の広さとなっており、移動をよりスムーズにし、業務効率の向上につなげるとのことだ。
新たな取り組みを発表したが、SNSに寄せられたコメントは厳しいものばかりだ。「位置情報が把握される」「安全性に問題がある」といった指摘が多く寄せられている。特にLUUPを使用すると位置情報が取得される仕組みになっていることから、情報漏えいにつながるのではといった不安を感じている人は多いようだ。
また、「テロの対象になるのでは」といった声も寄せられている。位置情報を利用して重要人物の行動データが外部に流出してしまうことや、バッテリーへの細工による攻撃の可能性も一部で指摘されている。事件に巻き込まれることはなくても、バッテリー発火のリスクもあることから、LUUPの導入に対して否定的な意見が多いのが現状だ。
官公庁関係でLUUPを導入しているのは防衛省だけではない。今年1月には、株式会社Luupと京都府が協定を結び、京都府職員の公務における移動手段としてLUUPを導入することを発表している。
LUUPは免許がなくても運転できる手軽さから利用者が急増している。今年4月にはアプリのダウンロード数が600万を突破した。一方で事故や交通違反も多く、6月には東京都内で死亡事故も発生している。
まだ不安の声も根強くあるLUUPを導入した防衛省。事故や情報漏えいなどの安全面への懸念が現実のものにならないことを願うばかりだ。






