「今夜はネット触らないで」 日テレ系ニュース番組「news zero」内の注意喚起に混乱の声も…
21日夜放送の「news zero」(日本テレビ系)で、プログラミング言語「PHP」の修正版が公開されたというニュースが報じられた際、画面テロップに「今夜はネット触らないで」と表示されたことをめぐって、ネットやSNS上からは混乱の声が多く上がった。
世界中のウェブサイトの約7割で使用されていると言われているPHP。同日、システムの重要な欠陥にあたるぜい弱性が見つかったことが発表され、同日深夜にパッチと呼ばれる修正プログラムが公開された。これを受け、多くのウェブサイトが緊急メンテナンスを行い、対応に追われた。
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「news zero」ではサイバーセキュリティーの専門企業である日本プルーフポイントで、チーフエバンジェリストの増田幸美氏とリモートで結び、なにが起きているかを解説してもらった。その際、画面のテロップには「今夜はネット触らないで」と表示された。
SNSではこのテロップが独り歩きし、「知識ないから怖い」「え、今夜ネット触んないほうがいいの…?」「過剰な報道。混乱をあおってるように見える」といった声が寄せられた。
一方で増田氏の解説は、あくまで個人ユーザーに対して「(サイトの)管理者の方がもしかするとPHPを使っているということに気づいていない可能性があります。ですので、今夜はインターネットで検索する等々の、いつもやっているようなインターネットサーフィン、これをやめていただくというのもいいかもしれません」と、むやみやたらにサイトにアクセスする行為を控えるべきという内容だった。
たとえばYouTube、X(旧Twitter)、Instagram、LINEなどはPHPを利用していないため、今回の騒動とは無関係に利用できる。この点では「今夜はネット触らないで」という注意喚起は当てはまらないが、Xに貼られているリンクから今回の修正に対応していないPHP使用のサイトにアクセスした場合、不正な攻撃が仕掛けられる可能性は考えられる。
つまり、「今夜はネット触らないで」という警告は一見過剰なようにも思えるが、アクセスしても安全なサービスと、控えておいた方がいい行為を認識できない人に対しては有効な注意喚起だったといえるだろう。
高市首相のX、意外にも奏功
なお、同日には高市早苗首相も今回のPHP緊急パッチ騒動について公式Xで言及。サイト運営者に対し「公開しているウェブサイトでPHPを使用しているか確認し、今夜、10月21日午後11時(日本時間)に公開される修正パッチについて、可及的速やかに適用できるよう準備をお願いします」と呼びかけ、「修正パッチを速やかに適用することが困難な場合は、例えばウェブサイト等を一時的に停止させることも、リスクを低減させるための有効策の一つと考えられます」とコメントしていた。
このポストも技術方面に明るくない人にとっては混乱を生んだものの、対応が完了するまではサイトをむやみに開かないという意味で攻撃を遮断できるため、対策としては有効ということだ。
今回のように、世界のインフラともいうべきネット上で突然起こった前代未聞の事態。正しい情報を発信するべきメディア側が事の本質を理解していないことが露呈した形だが、もっとも大切なのは各個人がしっかりとITリテラシーを持ち、正しい情報を収集することだ。






