望月衣塑子記者の対談本が誤記述で回収 かつて菅官房長官を追及した「勇敢な記者」の現在
朝日新聞出版は1日、東京新聞記者・望月衣塑子氏と思想家・内田樹氏の共著「常識なき世界を生き延びるために」を回収する方針を発表した。同日、望月記者は自身のXを更新し、「川中さんについて事実と異なる記述を公表してしまい、深くお詫(わ)び申し上げます」と謝罪した。
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今回問題となったのは今年9月に刊行した新書だ。「日本中学生新聞」を創刊した高校生の川中だいじさんを取り上げ、その中で望月氏は「川中くんは周りの子から『老害』と言われたり」など、事実と異なる記載が複数あるという。
望月氏といえば2017年6月、当時の菅義偉官房長官の会見において、連続して激しい追及を行う姿が話題となった。会見運営側から「同趣旨の質問を何回もするのは控えていただきたい」と指摘されたが、ひるむことなく切り返す光景がテレビなどで放映された。SNS上では望月氏を「救世主」と称し、一気にその名を知らしめた。
だが2022年4月、学校法人「森友学園」をめぐる財務省の決裁文書改ざん問題で、自殺した近畿財務局の元職員・赤木俊夫さんの妻・雅子さんとトラブルが発覚。当時、記者会見を行った雅子さんによると、望月氏とは改ざん問題の取材を通じて知り合ったが、「今は一切、連絡しても電話も取ってくれない」と打ち明け、「もう取材しないなら、私が渡した素材は消してほしい。それを伝えたい」と訴えた。
さらに昨年9月、「4億円タワマン生活」が「週刊文春」(文藝春秋)に取り上げられた。記事によれば、東京・湾岸エリアのタワマンの1室を所有し、セレブな生活を送る一方で本業の新聞記者より“錬金術師”としての活動が盛んだと報じられた。
実際、望月記者は一昨年から自身のYouTubeチャンネル「望月いそことオッカ君チャンネル」を立ち上げ、同チャンネルでは、「グッズ販売」と「寄付の募集」を行っている。
かつて権力者に説明責任を求め続けた望月氏。今度は自らが、その説明責任を問われる立場になったようだ。






