バレー男子・高橋塁が同性愛者と告白、カミングアウトが広がるスポーツ界では結婚を経た“元なでしこ”が父に
バレーボール男子日本代表・高橋藍の兄でSVリーグ男子・サントリーに所属する高橋塁が9月29日、自身のインスタグラムを更新。同性愛者であることを公表した。
LGBT理解増進法に基づく初の基本計画が閣議決定 スクールカウンセラーなど相談対応を整備
「ご報告」と題した文面は、「僕は幼き頃から、自分自身のある一面について向き合うことを恐れ、悩み、自分自身を否定していました。それは、僕がゲイであり、セクシュアルマイノリティの一人であるということです」と告白。
さらに、公表に至る経緯について「約2年間、弟の高橋藍と同じチームで過ごしたことが僕にとって何よりも大きく、藍と話したことをきっかけに、初めて自分自身を認めることができました」などと説明し、「新しいシーズンを迎えるにあたり、いつも応援してくださるファンの皆さんにも、このタイミングで自分自身の言葉で伝えておきたい」と長文メッセージを寄せた。
この投稿に藍が同日、「塁は塁」とコメント。ファンからは共感の声が並び、著名人からもエールが寄せられている。
近年、スポーツ選手が同性愛者と公表するケースが身近になっている。バレーボール女子の滝沢ななえは現役引退後の2017年にレズビアンであることをテレビ番組で公表し大きな話題になり、塁は滝沢の影響を受けたという。
また、現役時代の2019年にサッカー女子の下山田志帆が同性パートナーの存在を告白。同じく、サッカー女子の横山久美も2021年にトランスジェンダーをカミングアウトしている。
そして今月18日、元なでしこジャパンの山崎円美がABEMA「ダマってられない女たち season3」に出演し、妻と子どもとの密着映像が放映された。幼い頃から「男として見られたい」と思いながら育ったという山崎は、女子サッカー選手として活動するなかで「自分が女なんだなっていうのを突きつけられる瞬間とかもちろんあって」と、苦悩と葛藤の日々を告白。
32歳のときに友人同士の食事会で妻と出会った山崎は、「サッカー以上に大事にしたいというか、やっぱこの人と結婚したいって思ったのが1番のきっかけで、サッカーやめて男性になろうって決断できた」と明かし、現役引退と性別適合手術や戸籍上の性別変更を経て、2024年に結婚。今年5月には8回目の体外受精を経て、長男を授かった。
冒頭の告白に影響を受けたバレーボールSVリーグ男子のヴォレアス北海道に所属する荒尾怜音が翌30日、自身のXでセクシュアルマイノリティを公表。早くも塁の告白が「何かのきっかけ」につながった。多様性を認める豊かな環境づくりが進められる中、まだまだ日本ではリスクを伴う恐れがある。生きやすさとは自分を許す力にあるのかもしれない。






