ミーウヤら「ヒャサッサ」 池間・前里添の伝統行事・佐良浜ミャークヅツ クイチャー奉納し五穀豊穣と健康祈る
伊良部佐良浜の伝統行事「ミャークヅツ」が17日、池間添の「モトムラ(本村)」と前里添の「ナカムラ(中村)」で始まった。モトムラは数え47歳、ナカムラは数え50歳のミーウヤらが五穀豊穣、健康などを祈願したあと、多くの住民らが見守るなかクイチャーを奉納した。両元(ムトゥ)のミャークヅツは20日までの4日間にわたり行われ、住民らも池間民族の伝統行事を楽しむ。
男性を中心とするミャークヅツは池間民族の池間島、西原、佐良浜の3地区で長年継承されている伝統行事。佐良浜では池間添と前里添で行われ、今年も厳かの中にもクイチャーを踊るなど、初日から熱気に包まれた。
池間添で主役を務めたミーウヤは18人が参加した。午後3時半ごろから祈願をささげて伝統の「ミルク酒」を手に池間添ブーンミヤーの「ジャー(広場)」に入場。そこでも祈願し、ミルク酒を口にしたミーウヤらはクイチャーを踊った。
ジャーでは、ツカサンマを先頭に輪になり、そのあとに続いたミーウヤらは「ヒャサッサ」と威勢の良い掛け声でクイチャーを踊り笑顔があふれた。
池間添(モトムラ)代表の前泊幸継さんは「一生に一度のしきたりの祭り。久しぶりに会う同級生も多く、すごく大事な伝統行事で記念になる」と話した。
期間中は早朝から訪れる先輩らを接待し、記念品のタオルを配りながら地元の絆を確かめ合う。物価高騰などでタオル調達費用が増額していることから抑える工夫もしたと説明。「自分たちの世代だけでなく、後輩たちが祭りを取り組みやすい形に持っていきたい」とも語った。



8人のミーウヤが参加した前里添でも、ブーンミヤーではツカサンマとミーウヤらが祈願し、ミルク酒を口にした。このあとジャーでクイチャーを奉納した。
前里添(ナカムラ)代表の下里真希さんはミャークヅツを迎えるまでに神社の清掃やハーリー、新正・旧正など行事に参加したことを説明し、「きょうから4日間、うまくいけばいい」と話した。先輩から受け継いだ伝統行事については、次の世代に引き継いでいく責任があるとも話した。





