神戸大学生コカイン使用問題がまさかの無罪 焦点は「汚染された紙幣」か
2023年に兵庫県神戸市内で、コカインを使用したとして罪に問われていた神戸大学の男子学生(当時)について、神戸地方裁判所は無罪を言い渡したことが報道された。
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無罪となった理由は「ペットボトル飲料の回し飲みにより、体内にコカインが入った可能性を否定できない」というもので、自らの意思でコカインを摂取していないという供述が認められたものと思われる。
一般に、覚醒剤取締法などでは「身に覚えがない」「知らずに摂取していた」場合は法律上、否認が可能であるため「無罪」の言い渡しは十分にあり得ることである。
なお、薬物事件がさほど多くない日本ではあまりないケースだが、アメリカでは「汚染された紙幣」という考え方があり、所持品その他から薬物反応が出ても立件できない事件もあるという。
とある調査によると、アメリカおよびカナダで流通している紙幣は10枚のうち9枚ほどはコカインなどの薬物が付着した痕跡がある、とされている。
世界はキャッシュレス時代であるが、薬物売買においては足が付かない現金取引が基本である。また、一度の取引で多額の現金がやり取りされるほか、コカインに関しては(同じく足が付かないよう)紙幣をストロー代わりにして吸引することから、所持物から薬物反応が出たとしても「知らなかった」「薬物汚染されているとは知らなかった」という理屈が通るため違反者と特定するのは不可能である。
今回の神戸大学生の件に関しては海外と同様「汚染された紙幣」という考え方が最大限考慮された一件と思われ、無罪になったようだ。






