新エリアには何ができるのか USJが史上初の大拡張へ、世界3位から頂点狙う
先日、大阪市此花区のテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(USJ)が大規模な敷地拡張を計画していることが報じられ、話題になった。
USJの北側に隣接する日本製鉄の工場跡地を借りる方向で話は進んでおり、広さ約6万平方メートルのうち約3万平方メートルは大阪市が所有している。USJを運営する「ユー・エス・ジェイ」は地権者との長期の賃貸契約を結び、新たなアトラクションの開設などに活用するとみられている。USJの敷地拡張は開業以来初。1日には大阪市が2028年にもユー・エス・ジェイと賃貸借契約を結ぶ予定だと発表した。
原作完結から10年、なぜ「BLEACH」は世界を熱狂させるのか クールジャパン機構の失敗から考える“作る”への投資
USJは2001年に開業し、1年足らずで入場者1000万人に到達。しかしその後、10年ほどは入場者数が低迷。当初は映画好きの大人をターゲットにしていたが、日本のアニメなど人気コンテンツを取り入れてから、業績はV字回復した。
一部では2000~3000億円が投じられると報じられたが、14年に開業した「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」の投資額が約450億円、21年開業の「スーパー・ニンテンドー・ワールド」が約600億円なので、かなり大規模な投資といえる。
では新エリアには何ができるのか…。
まず、近年のアトラクションを見てみると、17年にミニオン・パーク、21年にスーパー・ニンテンドー・ワールドが開設。期間限定イベントでは24~25年に鬼滅の刃、今年はワンピース・プレミア・サマーが行われ、今年1月には、USJはポケモンとの新プロジェクトを発表している。この流れから、人気アニメやゲームのキャラクターが登場するのは確実といえそうだが、取材に応じてくれたテーマパークに詳しいエンタメ誌ライターはこう話す。
「タイミング的にポケモンエリアの新設ではないかとの声が出ています。今はポケモンかどうか不明ですが、アニメ、ゲームの新エリアをつくる可能性は高いでしょう。一方、既存エリアの拡張やホテルなどを建設する可能性もなくはない。また、現在の駐車場を拡張部分に移設して、駐車場の跡地を新エリアとして利用するとの見方もあります」
USJの24年の来場者数は1600万人と3年連続で世界3位。しかし、敷地が手狭になってきており、ここ数年の来場者数は横ばいだった。
1日の会見で大阪市の横山英幸市長は「今後、取り組み次第では、世界1位の来場者数を目指せるような、実力も魅力もあるエンターテインメントだと思っています」と期待を寄せた。敷地の拡張が来場客増加の起爆剤となるか、今後の展開に注目したい。






