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怪談イベント「呪珠ツナギ 第二章 - 宮古島公演」 =19日、マティダ市民劇場

恐怖の物語に立ち見も 怪談イベント「呪珠ツナギ」開催 マティダが満員御礼

 宮古島出身の放送作家・若林凌駕さんが企画した怪談イベント「呪珠ツナギ 第二章 - 宮古島公演」が19日、マティダ市民劇場で開催された。会場には立ち見を含む約890人の観客が詰めかけ満員御礼となった。怪談界のレジェンド・竹内義和氏をはじめ、呪物コレクターの田中俊行氏、人気YouTuberのたっくー氏が出演。迫真の怪談とトークで「本物」の恐怖を届け、会場を寒心させた。

多くの怪談ファンがマティダの客席を埋めた

 冒頭では東京を中心に活動するお笑いコンビ「GAIJIN」(ガイジン)が前説を務め場を温めた。続いて司会の若林さんと怪談師3人が登壇し、「沖縄・宮古島の怪談」「ヒトコワ(人間が怖いはなし)」「それがコレなんです(心霊写真・映像)」の3テーマで怪談リレーを展開した。
 沖縄・宮古島の怪談では、ユタにまつわるエピソードや離島の奇祭に潜入した際の怪異、散骨を巡る父親の霊の怒りなど縁深い物語が語られた。ヒトコワコーナーではライブ限定の極秘話や、生き霊・死霊にまつわる背筋の凍る恐怖談が披露され、集まった観客は息をのんで聴き入った。
 心霊写真・映像コーナーでは、国際通りで撮影された不可解な写真や、怪現象が映り込んだ動画などがスクリーンに投影された。
 平日の開催ながら全国から多くのファンが訪れ大盛況となった本公演。出演者らも宮古の熱気に包まれたイベントの完成度に満足感を見せていた。
 公演後、田中氏は「宮古島の人たちがすごく暖かくて感動した。また来たいと思う」、竹内氏は「大阪から来たが、暑いと思ったら宮古島ならではの『風』を感じた。そして『空気感』が大好きになった」、たっくー氏は「宮古島は他より時間の流れが遅いと言われる理由がきょう分かった。楽しい時間を一緒に過ごしたいという気持ちがあるからこそ、時間が長く感じられるのだと思う」とそれぞれ語った。
 イベントを企画し、舞台をまとめあげた若林さんは「東京の時間の流れは非常に早く感じる。宮古島に残り続けたい、この島を離れたくないという思いが強いからだと気づいた。島に帰ってきて本当に良かったと改めて感じた。会場にお越しいただいた皆さんに感謝したい」と述べた。
 来場した平良下里在住の20代男性は「普段からユーチューブなどで聴いている出演者から、対面でリアルに聴ける機会に感動している。ライブ限定の演目もあり、怪談に留まらない会場の一体感を楽しめる最高の舞台だった」と満足げに語った。
 なお、本イベントのダイジェスト版(30分)は後日、沖縄テレビにて放送される予定とのこと。

全体の進行を務めた若林凌駕氏
軽妙なトークから一転、声を潜めて「ガチの怪異」を語りかけるたっくー氏
世間話のような軽さで飄々と話す田中俊行氏
圧倒的な説得力で「本物の恐怖」を紡ぎ出す竹内義和氏
背筋が凍るような怪談の合間に、絶妙な掛け合いで会場を沸かせた
前説を務めたJINさん(左)とGAIさん
公演後の物販にも列をつくった

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