裁判の仕組み、役割学ぶ こども見学会、模擬裁判も体験 那覇地裁平良支部
那覇地方裁判所平良支部(山田義幸支部長)は18日、「夏休み裁判所体験!こども見学会」を行った。市内の小学5、6年生9人が参加し、法廷見学や裁判官、検察官、弁護士の役を務める模擬裁判の体験を通して、裁判の仕組みや役割、さらには調査官や書記官の仕事について学びを深めた。保護者らがあたたかく見守る中、児童らは緊張した面持ちながらもそれぞれの役割を一生懸命に演じきった。
見学会では、初めにアニメDVD「リホちゃんナビすけの裁判所ってどんなとこ?」を通して裁判所の基本知識を学習。このあと家庭裁判所調査官が「少年審判廷」、裁判書記官が「ラウンドテーブル法廷」の特徴を説明した。
少年審判については、非行(良くない行為)があったかどうかや、少年の考え方、生活状況などを確認し再非行防止(同じことをくり返さない)のためには、どのような処分が必要かを裁判官が判断する場であることが説明された。
模擬裁判では、児童らが裁判官役に3人、検察官役に3人、弁護士役に3人に分かれて進行し。検察官による起訴状の朗読で始まった。
取り扱われた公訴事実は「被告人Aは、Bが路上に自転車を置いたまま宮古そば店に入った隙に自転車(時価20万円相当)を盗んだもの。罪名及罰条は窃盗、刑法第235条」と読み上げた。
裁判官が被告人に黙秘権等の告知したあと、被告人の陳述や弁護人の意見陳述、証拠調べ、証人尋問などがあり、被告人の最終陳述が行われた。休憩を経た判決では、裁判官が「被告人を1年の拘禁刑に処する」と言渡し、その理由も示された。
判決言渡し後には同支部で勤務している裁判官、検察官、弁護士が自己紹介し、児童らからの質問に答えた。
弁護士役を務めた洲鎌光希さん(下地小6年)は「テレビでしか見たことがないので実際どうなんだろうと興味があった。うまくできたが実際にやるとなると証拠集め、言葉選び、どういうふうに納得させるのかが大変そう」と感想を語った。



