コミケの通信混雑に新兵器…初導入「5Gミリ波」車載局が支える通信環境、災害時にも活用か
15日から16日にかけて東京ビッグサイトで開催されるコミックマーケットについて、KDDIは14日、イベント時の通信品質強化を目的として、車載型・可搬型基地局を計6台設置することを発表した。イベント対策としてはじめて、5Gミリ波中継器を搭載した車載局が導入される。
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鍵となる「5Gミリ波」とは、大量のデータを高速で運べる一方、障害物に弱いという特徴がある。そのため、広い範囲をカバーする用途にはあまり向かない。さらに、現在国内販売されているスマホで5Gミリ波に対応しているのは、Pixelの一部機種や、Galaxy、Xperia、AQUOSなど。非対応の機種もある。
一方、今回の施策は5Gミリ波をスマホへ直接飛ばすだけでなく、会場のWi‑Fiを支える回線としても使おうとするもの。イメージとしては、5Gミリ波で、Wi‑Fiを飛ばす機器までインターネット回線を運び、5Gミリ波非対応スマホであってもWi‑Fi経由で高速通信を利用できるようにする。もちろん、5Gミリ波対応スマホであれば、エリア内で中継器から直接接続することも可能となる。
これにより、混雑した会場であっても多くの来場者が通信しやすい環境を目指せるようになり、モバイル通信の負担も減らすことができる。
コミケとKDDIといえば、10年以上前から通信の混雑対策としてさまざまな施策を行っている。一方、車載型・可搬型基地局を被災地へ持ち込んで通信を復旧する仕組みも導入されている。
たとえば2024年1月1日に発生した能登半島地震では、KDDIは衛星通信機器を避難所に配備し、Wi‑Fi通信を提供。車載型・可搬型基地局、移動電源車・発電機、衛星エントランス回線を、災害時の復旧機材として整備している。
今回の5Gミリ波中継器を搭載した車載局の運用ははじめての試み。災害時に応用されれば、今後たとえば混雑した避難所でもストレスのない通信環境が実現されるかもしれない。






