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「苦痛を与えない方法を」捕獲したクマの処分をめぐり物議

27日、岩手県雫石町にて捕獲されたクマを町が溺死させ処分したとして、岩手県は「適切ではない」とし町を注意した。

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報道によると雫石町は中旬に野生のクマ一匹を捕獲。捕獲にはドラム缶を改造したわなが使用され、最終的にクマは水に沈められ殺処分となったという。

岩手県側は鳥獣保護に関する管理計画において「できる限り苦痛を与えない方法」で処分を行うよう定めているとし「溺死は苦痛を与える」とし注意を行ったという。

捕獲したクマを含む野生鳥獣の殺処分は管理している自治体によって大きく変わってくるが、農林水産省が2023年に発行した「野生鳥獣被害防止マニュアル」によると確かに「できる限り対象となる動物に苦痛を与えない方法をとる」と定められている。

また同時に「殺処分の方法としては、哺乳類の場合には銃や電気止めさし機を使用するほか、薬剤や二酸化炭素を用いた手法が一般的」と書いており「水に沈める」などの溺死処分は該当しないため「苦痛を与える処分方法」に当たるようだ。

だが、一部では「溺死処分は妥当ではないか」とする声も少なくない。例えば、ネズミなど体内に病原菌を持つ害獣に関しては感染症リスクを抑えるため、捕獲したカゴごと水に沈めて溺死させるのが一般的だとされる。

クマに関しても、マダニなどの感染症リスクがある事から、ネズミと同じ要領で溺死を選択したのだと思われるが、「苦痛を与えない」という規定と照らし合わせると、矛盾が生じてしまうようだ。

全国でクマの目撃が本格化するなか、安全対策だけではなく「適切な処分方法」に関しても周知が必要なのかもしれない。

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