甲子園出場を報告した沖尚野球部と関係者ら =27日、沖縄県庁総務部長室

沖縄尚学が夏連覇へ決意 「1戦1戦、勝ち上がる」 県庁を表敬訪問

 第108回全国高等学校野球選手権沖縄大会で激闘を制し、春に続き県代表として夏の甲子園出場を決めた沖縄尚学高校野球部の関係者が27日、沖縄県庁を訪れ、大舞台に向けた意気込みを語った。2025年夏の甲子園で県勢15年ぶりとなる全国制覇を果たした同校は、史上稀に見る夏連覇に挑む。ナインは30日に決戦の地・兵庫県へ向けて出発する。
 表敬訪問には比嘉公也監督をはじめ、山川大雅主将、新垣有絃投手、末吉良丞投手らが顔をそろえ、県大会での勝ち上がりと甲子園への切符獲得を報告した。
 チームを率いる比嘉監督は、現役時代(1999年)にエースとして沖縄県勢初のセンバツ優勝をもたらし、監督としても08年春、昨年夏に全国制覇を成し遂げた実績を持つ。「全国的に強豪が負けていく中で粘り強く優勝できたことに成長を感じる。バッテリーを中心とした守りで粘り強く戦い、得点に強くこだわって1点リードして勝ちを積み重ねていきたい」と語り、堅守と勝負強さを軸とした戦いに自信を見せた。
 山川主将は「春の選抜大会で敗れた悔しさを忘れず、県民の皆さまの期待に応えたい。まずは1戦1戦勝ち上がることが大切で、最終的には2連覇を目指して頑張る。残りの期間も大切にし、初戦に向けていい準備をして臨みたい」と意気込みを語った。
 今大会の大きな見どころとなるのが、同校が誇る強力な投手陣だ。右本格派の新垣投手(3年)は、左肘に不安を抱えていた末吉投手に代わり、今夏の県大会で大黒柱としてフル回転。鋭いスライダーと抜群の制球力を武器にチームを甲子園へと押し上げた。
 一方、最速151キロを誇るプロ注目のサウスポー末吉投手(3年)は、左肘故障からの復活劇を果たした。比嘉監督による慎重な登板管理のもと、県大会序盤は「4番・指名打者」として打撃で貢献。準決勝で投手復帰を果たし、決勝のエナジックスポーツ戦では最終回に救援登板、147キロの直球を連発して見事な復活を印象づけた。
 昨夏の胴上げ投手である末吉投手と、安定感抜群の新垣投手という実績ある「二枚看板」がそろい、盤石の態勢が整った沖縄尚学。第108回全国高校野球選手権大会は8月5日に開幕する。

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