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「マジで強かった」高校野球で通信制高の躍進が話題に 全校生徒24人のうち23人が野球部員など

今年も全国各地で高校野球の都道府県大会が開幕している。中でも5日、茨城県大会で行われた四谷学院とつくば秀英の試合が話題となった。

注目を浴びている理由は、四谷学院が昨年4月に開校したばかりの通信制高校だからだ。運営しているのは、大手予備校の四谷学院。今年、文武両道を掲げて野球部を創設し、「甲子園と東大合格」を目標としている。

部員は全員1年生だが、同日開催された1回戦でつくば秀英を7-0の8回コールドで下した。予備校のイメージが強い高校ということもあり、SNSには「漫画みたいな展開」「試合観に行ったけどマジで強かった」といったコメントが多く寄せられている。

過去にも、通信制高校の活躍が話題になったことは多く、実際に甲子園出場を果たしているケースもある。2012年に、地球環境(長野県佐久市)が選抜高校野球大会に出場。通信制高校としては、春夏通じて初の甲子園出場となった。

2025年夏には、未来富山(富山県魚津市)が甲子園に出場。全校生徒はわずか24人で、うち23人が野球部に在籍していることで話題になった。アスリートコースで学び、全員が寮生活を送っていることも明らかになっている。

通信制高校の活躍が注目を集める一方で、「ずるい」「別にするべきではないか」といった意見も根強い。練習時間を多く確保できることや、実績ある指導者を集めやすいといったアドバンテージがあることから、通信制高校の大会出場を疑問視している人もいるようだ。

公立高校と比較すると練習時間が長く、未来富山の監督も「他の富山の公立高校さんと比べると多い」と、通信制高校のメリットを語っている。

四谷学院のように、実績のある人物を監督として招聘(しょうへい)しやすいのも利点だ。同校は、元日本ハムファイターズの教育ディレクターで、大谷翔平(現ロサンゼルス・ドジャース)を指導したこともある本村幸雄氏が監督としてチームを率いている。

また、公立高校は異動があることから、長期的なチームづくりが難しい。しかし、通信制高校を含めた私立高校は基本的に異動がないため、強さを維持しやすいのが現状だ。このほか、スポーツ推薦で実力のある生徒を集めやすい、豊富な資金といった強みもある。

今年は四谷学院以外にも、昨年甲子園に出場した未来富山、2023年夏に甲子園初勝利を達成した北北海道のクラーク記念国際(北海道深川市)なども予選に出場している。

さまざまな意見がある通信制高校だが、思いはほかの球児と一緒だ。どのような活躍をみせるのか、多くの野球ファンが注目している。

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