日本のEEZ外へ退去 中国海洋調査船「向陽紅22」 海保巡視船が継続監視
第11管区海上保安本部は30日、尖閣諸島(石垣市)の魚釣島西南西にあるわが国の排他的経済水域(EEZ)内において、ワイヤーやパイプのようなものを海中に投入するなどの特異な行動を続けていた中国の海洋調査船「向陽紅22」が、同日午後0時40分ごろに地理的中間線を西側へ航過し、わが国海域から退去したと発表した。
同本部によると、同調査船は6月28日から同日までの間、魚釣島西南西のEEZ内において舷側からパイプ様のものを海中に延ばしている状況が海上保安庁の巡視船によって確認されていた。事前通告の範囲を超えた独自の海洋調査を実施していたとみられ、現場の巡視船がただちに調査の中止を求める警告や中止要求を継続して実施し、厳重な監視警戒に当たっていた。その後、30日昼すぎに同調査船が中間線を越えて西側の中国側海域へと向かったことが確認された。
同調査船を巡っては、6月中旬の16日から18日にかけても中国海警局の船2隻を伴い、台湾東側の海域で海洋環境調査を実施していたことが確認されている。この際も日本の航空機などによる警告や監視が行われており、同月は月の中旬と下旬の双方で、中国海警局の船と連携しながら活発な海洋調査を強行していた。
同本部では、引き続き周辺海域における外国船の動向に警戒を強めている。


