上野の「二十歳を祝う会」で中学校歌を歌う成人者 =上野公民館

地域、父母が成人祝福 上野、下地で「集い」催す

 宮古島市でひと足早い「成人の日」を迎えた5日、上野と下地両地区の地域づくり協議会主催の式典が催され、関係者や父母らが節目を迎えた二十歳の若者の門出を祝った。
 博愛の里上野地域づくり協議会(島尻重則会長)は、午後4時から上野公民館で「二十歳を祝う会」を実施し、28人の上野中学校卒業生のうち24人が出席した。島尻会長は「皆さんには強い博愛精神が宿っている。地域社会を愛し、自立心旺盛で、人を思いやる優しい人に育ってほしい。志を持って飛躍する年にしよう」と激励した。
 式典では成人者が一人ひとりが近況を報告したほか、代表で野原沙楽さんが感謝の言葉とともに将来に向けて決意を述べた。また、我如古三雄、上地堅司両市議が乾杯や激励のあいさつに立ったほか、恩師が祝いのことばを述べた。

下地の「成人の集い」で記念撮影する同期生ら=下地農村環境改善センター


 下地地区地域づくり協議会(川満好信会長)の「成人の集い」は午後4時ごろから下地農村環境改善センターで、あいさつと記念アルバム用の撮影に縮小して行われ、下地中卒29人のうち26人が出席。川満会長は「世の中は変わっていくが、アンテナを高くしていろんな情報をキャッチし、世のためにがんばってほしい。下地に戻って力を発揮することを願う」と今後に期待した。
 代表であいさつした多嘉良拓希さんは、地域づくり協議会の支援に感謝の意を表わすとともに、「無事に成人を迎えたのは両親、友人の支えがあったから。これからも苦労をかけるが、自分の夢に向かって精進したい」と決意を新たにした。

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