中国調査船がEEZ内で海洋調査か 尖閣・魚釣島沖 舷側から海中へパイプ投入、巡視船が無線で中止要求し監視継続
第11管区海上保安本部は28日、尖閣諸島・魚釣島沖のわが国排他的経済水域(EEZ)内において、中国の海洋調査船「向陽紅22」が不審な調査活動を行っているのを巡視船が確認したと発表した。海保は「わが国の同意を得ない海洋の科学的調査は認められない」として無線で活動の中止を要求。尖閣諸島周辺海域における中国海洋調査船の不適切な活動を巡っては、過去にも同様の事案が確認されており、同本部は厳戒態勢を維持しながら、引き続き巡視船による毅然とした対応・監視と中止要求を強めている。
11管本部によると、巡視船が中国海洋調査船を確認したのは28日午後0時15分ごろ。尖閣諸島・魚釣島の西南西約31海里(約57キロメートル)のわが国EEZ内を航行していた「向陽紅22」が、舷側からパイプのようなものを海中へ延ばしている状況を視認したとのこと。

これを受け、警戒にあたっていた海保の巡視船が「事前の同意なき海洋の科学的調査は認められない」と無線で厳重に抗議し、機材の引き揚げなどの速やかな中止を求めた。
尖閣諸島周辺海域の日本のEEZ内では、日本側の同意を得ない中国海洋調査船による不適切な海洋調査や特異行動が相次いで確認されている。直近では今年5月にも、同じ「向陽紅22」が魚釣島の西北西約65キロのEEZ内で、船の側面からパイプのようなものを海中へ延ばして調査しているとみられる状況を海上保安庁の巡視船が確認、警告を行っていた。
さらに、昨年2025年5月にも中国の海洋調査船「開下001」が大正島の北北東約236キロのEEZ内を航行した際、船体右側面からパイプのようなものを海中へ伸ばして調査とみられる行動を実施している。


