節目を迎える「島」の物語募集 第10回宮古島文学賞 10月1日から受付、最終選考は来年2月
宮古島市文化協会(平良絹代会長)は5日、市役所で開いた会見で「第10回宮古島文学賞」の作品募集要項を説明し、10月1日から募集を始めると発表した。短編小説のテーマは「島」。純文学、児童文学、推理、歴史、SFなどジャンルは問わない。節目となる10回目の開催を迎え、平良会長は「多くの皆さんの心の中にある『島』の物語を寄せていただきたい。豊かな物語の世界と出会えることを楽しみにしており、多くの応募をお待ちしている」と広く全国からの応募を呼び掛けた。
同文学賞は古来、口承文芸や英雄叙事詩など独自の土壌が流れる文学への思いを礎(いしずえ)として文芸活動の更なる振興を図り、島を渡る風と珊瑚礁に育まれる文学風土の海のまほろば、宮古から全国に発信することを目的に実施している。宮古島市と市教育委員会が共催。
会見で平良会長は「宮古島文学賞は今年で10回目の節目を迎える。『10年ひと昔』と言われるが、宮古の人々がはるか悠久の昔より語り継ぎ、歌い継ぎ、書き継いできた文学の営みは連綿と今に続いている。長い歴史の中で10年は小さなひとつの点にすぎないかもしれない。しかし小さな点を積み重ねてこられたことは大きな喜びであり、誇り。この先も小さな点の連なりが線となり、宮古から全国へ、未来へ向けて物語を生み出していく場であり続けることを願っている」とあいさつした。
宮城克典教育長は「沖縄の南の島・宮古島発の文学賞でありながら今や全国から注目されている。応募作品のレベルは年々向上しており、今回はどのような新しい視点や心を揺さぶる物語に出会えるのか楽しみにしている」と期待を寄せた。
応募条件は日本語で書かれた未発表のオリジナル作品。他団体の作品募集等との重複応募は認めない、1人1作品に限る。
原稿作成はワープロ、パソコン等を使用し、A4用紙(横置き)1枚20字×20行の縦書きでの作成とする。作品にはあらすじを200字以内にまとめて添付する。出品料は2000円で、高校生以下は無料となっている。
応募期間は10月1日から31日(当日消印有効)まで。第1次・2次選考会を経て、最終選考会は来年2月4日に行われる。翌2月5日に入賞作品を発表し、授賞式は3月6日を予定している。
表彰は入賞一席に賞状、副賞(30万円)、二席に賞状、副賞(5万円)、佳作に賞状、記念品が贈られる、
選考委員は椎名誠氏、大城貞俊氏、森田たもつ氏が務める。
問い合わせは宮古島市文化協会(79・5880)まで。


