空手道の宮國さん、立命館大コーチに就任 来年のワールドマスターズ参戦も決定 伊良部出身
宮古空手道連盟はこのほど、伊良部島前里添出身の空手道選手・宮國淳さん(宮古高校1997年卒)が、母校である京都の立命館大学空手道部の形コーチに2026年度から就任したと発表した。また、宮國さんは2027年5月21~23日に開催される「ワールドマスターズゲームズ2027関西」の空手道競技・男子形1部(40~49歳の部)に特別枠で参戦することも決定。神奈川県マスターズ大会で圧巻の8連覇を目指している名手が、指導者としての新たな一歩を踏み出すとともに、再び世界一の座を見据えて動き出した。
就任の契機となったのは、同大空手道部の創部90周年記念行事。現役学生向けの形セミナーを担当した宮國さんは、単なる技術指導にとどまらず「呼吸、間、構え、視線、残心に至るまでが一体となり、その人の在り方や生き方をも映し出す」という形の本質を伝えた。この熱意と指導力が評価され、昨年11月に総監督から打診を受けて即答。伝統ある母校のコーチ就任へと至ったという。
現役のマスターズ王者でもある宮國さんは「実戦の中で感じる評価のポイントや、本番で崩れない形を体験として伝えられることが強み。歴史と伝統に敬意を払い、学生の可能性に火をつけたい。勝つためだけでなく、人の心を動かす形を追求できる指導を行う」と、指導者としての情熱を燃やす。
さらに、2027年5月に開催される国際マルチスポーツ大会「ワールドマスターズ関西」への特別枠での参戦も決まった。宮國さんにとって開催地となる京都は、学生時代の2000年7月に「FISU世界大学空手道選手権大会」で頂点に立った思い出深い特別な舞台だ。
四半世紀の時を経て再び特別な地に立つ宮國さんは「出場するからには全力で取り組み、結果で応えたい。あの時と同じように持てる力を出し切り、再び優勝を目指して挑戦する」と力強く宣言。国内外での指導と競技の両面で躍進を誓う郷土の英雄の挑戦は、宮古の空手界や子どもたちにとっても大きな刺激となりそうだ。


