「とうがにあやぐ」節目で川元真依さん優勝、4回目挑戦 20人出場し情感豊かに唄い上げる
宮古を代表する名品古謡を唄い継ぐ「第10回とうがにあやぐ大会」(主催=沖縄宮古民謡協会、宮古民謡協会、宮古民謡保存協会)が16日、城辺公民館で行われた。島内外から出場した20人が、伝統の調べを三線に乗せて情感豊かに響かせた。審査の結果、4回目の挑戦となった川元真依さん(宮古島市)が悲願の優勝に輝いた。会場には多くの人が詰めかけ、心を込めて唄った出場者に大きな拍手を送った。
節目の10回目を迎えた今大会は午後3時に幕開け。宮古民謡三協会代表の三線、徳八流太鼓保存会の太鼓、琉球箏曲下里恵琴教室の琴の演奏で久田流家元久田多嘉子舞踊研究所が祝儀舞踊「とうがにあやぐ」を華やかに披露し、舞台に花を添えた。
開会式では沖縄宮古民謡協会の石原朝泰会長が「10回の節目大会となる。過去には素晴らしい唄者が優勝者として出ている。今大会も素晴らしい皆さんが出場しており、最後まで楽しんでいただきたい」と式辞を述べた。
舞台では、きらびやかな琉装に身を包んだ出場者たちが次々と登壇。緊張感を漂わせながらも、日頃の修練の成果を三線の音色に託し、それぞれの「とうがにあやぐ」を心を込めて唄い上げた。
4回目の挑戦で優勝した川元さんは、「2回目が3位、3回目が準優勝。今大会で優勝することができた。年々成長を少しずつ感じることができたので感謝している」と笑顔を見せた。唄には「変わらず緊張はあるが、前回より伸びよく唄えたという実感ある。『とうがにあやぐ』は小さな音程の変化、息が長いところや高音が難しい。それを一つ一つ理解し取り組むことができた」と話した。
今後の目標は宮古民謡のグランプリ部門への挑戦を挙げた。昨年のなりやまあやぐ大会で優勝しており、伊良部トーガニ大会にも挑戦し、優勝したいと意欲を見せた。
入賞者は次の皆さん。

優勝=川元真依(宮古島市)
準優勝=大河内美紗(東京都)
3位=川満勝佳(宮古島市)
4位(三協会会長賞)=石川梓(宮古島市)
5位(審査員特別賞)=知念誠(石垣市)


